水草牧師の説教庫

聖書からのメッセージの倉庫です

病人には医者が

マルコ2:13-17 2016年6月12日 苫小牧主日礼拝 2:13 イエスはまた湖のほとりに出て行かれた。すると群衆がみな、みもとにやって来たので、彼らに教えられた。 2:14 イエスは、道を通りながら、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをご覧になって…

あなたの罪は赦された

マルコ2:1-12 2016年5月29日 苫小牧福音教会朝礼拝 2:1 数日たって、イエスがカペナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。 2:2 それで多くの人が集まったため、戸口のところまですきまもないほどになった。この人たちに、イエスはみこ…

はらわた痛むほどに

マルコ1:40-45 2016年5月29日 苫小牧福音教会朝礼拝 1 ツァラアトに冒されるとは 主イエスがカペナウムから始まってガリラヤに伝道を始められたとき、ひとりのツァラアトに冒された人が、主のもとに近づいてきて言いました。 1:40 さて、ツァラアト…

第一の使命

マルコ1:29-39 2016年5月22日 苫小牧主日朝 1:29 イエスは会堂を出るとすぐに、ヤコブとヨハネを連れて、シモンとアンデレの家に入られた。 1:30 ところが、シモンのしゅうとめが熱病で床に着いていたので、人々はさっそく彼女のことをイエスに知らせた。 …

キリストの権威

マルコ1:21-28 2016年4月15日 苫小牧主日礼拝 1 安息日、カペナウムの会堂で 1:21 それから、一行はカペナウムに入った。そしてすぐに、イエスは安息日に会堂に入って教えられた。 主イエスのガリラヤでの宣教活動の中心はカペナウムでした。湖に臨むガリ…

人間をとる漁師

マルコ1章16-20節 2016年5月8日 苫小牧主日礼拝 1:16 ガリラヤ湖のほとりを通られると、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのをご覧になった。彼らは漁師であった。 1:17 イエスは彼らに言われた。「わたしについて来なさい。人間をとる漁師…

神の国の福音

マルコ1章14-20節 2016年4月24日 苫小牧主日礼拝 1:14 ヨハネが捕らえられて後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を宣べて言われた。 1:15 「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。」 イエス様は弟子たちに「あなたがたを人間をとる…

 第二のアダムとして――荒野の試み

マルコ1:12,13 2016年4月17日 苫小牧主日朝礼拝 「1:12 そしてすぐ、御霊はイエスを荒野に追いやられた。 1:13 イエスは四十日間荒野にいて、サタンの誘惑を受けられた。野の獣とともにおられたが、御使いたちがイエスに仕えていた。」マルコ1:12,13 1 第一…

  旧約から新約へ

マルコ1:1-8 2016年4月3日 苫小牧福音教会主日朝拝 1:1 神の子イエス・キリストの福音のはじめ。 1:2 預言者イザヤの書にこう書いてある。 「見よ。わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を整えさせよう。 1:3 荒野で叫ぶ者の声がする。 『主の…

正しい礼拝 (第二、第三戒)

出エジプト20:4-7 4**,あなたは自分のために偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、いかなる形をも造ってはならない。5**,それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなた…

満ち足りる(第十戒)

Ex20:17 「あなたの隣人の家を欲してはならない。あなたの隣人の妻、男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを欲してはならない。」 1 欲と貪欲 人間の三大欲求とは食欲・睡眠欲・性欲だというそうです。そのいずれが欠けても、人類は滅びてし…

ことばの真実  (第九戒)

出エジプト20:16、イザヤ6:5-7 序 ことば <ゾウーヒトーゴリラーネズミ>というと何の順番かわかりますか?脳の重さの順序です。平均するとゾウは4500グラム、ヒトは1400グラム、ゴリラは450グラム、ネズミは1.5グラムという順番だそうです。ゾウの方がから…

盗むな 与えよ  (第八戒)

出エジプト20:15 15**,盗んではならない。 第八の戒めは「盗んではならない」です。今回も、新約の時代の観点から、その中身を吟味し、そして積極面を明らかにしたいと思います。つまり、旧約はネガティブに「盗むな」と行動にブレーキをかけるのですが…

結婚・姦淫  (第七戒)

出エジプト20章14節 姦淫してはならない。 1.姦淫の罪 結婚制度は、神がお定めになった大切な制度であり、家庭は社会を構成する基本的単位であり、将来社会を担う子供たちを育てる場ですから、これを破壊してしまう姦淫の罪は重大です。ハイデルベルク信仰…

「殺すな。生かせ。」 (第六戒)

「殺してはならない」出エジプト20章13節 序 第6番目の戒め「殺してはならない」です。このあと禁止命令が「姦淫してはならない」「盗んではならない」「偽証してはならない」「隣人のものをほしがってはならい」と続きます。私たちは新約の時代の神の民と…

さあ、河馬を見よ

ヨブ31章全体、38章1-6節、40章全体,42章1-6節 2019年12月29日 苫小牧主日朝礼拝説教 序 今年、私たちはヨブ記を味わいながら待降節を過ごしました。 義人ヨブは一時に全財産と子どもたちと健康を失いました。あまりの苦しみの中でヨブは自分は生まれた日…

いつでも祈るべきで、失望してはならない

ルカ18章1-8節 2020年1月5日 主日礼拝 昨年末から、心の中に何度も何度も湧き上がってきたことばが、「いつでも祈るべきであり、失望してはならない。」というみことばでした。なぜだかわかりません。そこで、2020年の最初の主の日の礼拝では、このみことば…

天の御座を捨てて

ピリピ人への手紙2章6-11節 2019年12月24日 苫小牧イブ礼拝 キリストは、神の御姿であられるのに、 神としてのあり方を捨てられないとは考えず、 ご自分を空しくして、しもべの姿をとり、 人間と同じようになられました。 人としての姿をもって現れ、 自ら…

正しい人の罪

ルカ15.1-3,25-32 パリサイ人・律法学者は、愛国者で生真面目に律法を守って生活していました。他方、取税人・罪人たちは売国奴で律法をないがしろにしていました。ですから、パリサイ人たちは、主イエスが、取税人・罪人たちに親しく神のことばを語り、食…

義のために迫害される

マタイ5:10-12 10**,義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。 11**,わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。** 12**,喜びなさい。大いに…

平和をつくる者

マタイ5章9節、43節から48節 2019年11月月10日 苫小牧朝 5:9 平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。 1 「平和」とは・・・山上の説教の文脈のなかで 「平和」ということばは、旧約のヘブル語ではシャロームといいます。…

神が神であるゆえに

ヨブ1:6-2:10 サタンの訴え (1)サタン 「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか。 1:10 あなたは彼と、その家とそのすべての持ち物との回りに、垣を巡らしたではありませんか。あなたが彼の手のわざを祝福されたので、彼の家畜は地にふえ広がってい…

義人ヨブ 

ヨブ記1:1-5 序 ヨブという人は、時代的に言うとイエス様の生まれる2000年前頃の人で、アブラハムと同時代人です。ヨブ記をじっくりと味わうならば、神が人としてこられたことの意義を深く味わうことができます。 今回は、義人と呼ばれるヨブの人となり…

 神を見る

「心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るからです。」 マタイ 5:8 「神を見る」ということは、人間の至福のこととして、聖書では創世記に見える堕落前の人間の神との交わり、そして、最終的な御国の完成における人間の神との交わりを表現するときに…

あわれみ深い者

「あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるからです。」マタイ5:7 「あわれみを示したことがない者に対しては、あわれみのないさばきが下されます。あわれみがさばきに対して勝ち誇るのです。」ヤコブ2:13 「与えなさい。そうすれば、あなた…

義に飢え渇く者

マタイ5:6 6**,義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるからです。 序 昔、私の母が教会に行き始めたころ、「この間、増永先生がギー、ギー、ギー、ギーて言うてはったけど、ギて、なに?」と話していたのを思い出しました。当時、教会ではパウ…

地を受け継ぐ者

マタイ5:5 1ペテロ2:22-25 5:5 柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐからです。 「ああ幸いだ」「ああ幸いだ」・・・と八福の教えの三番目です。前のふたつ「心の貧しい者、悲しむ者」とは、神の前で罪を自覚して救いを求める人を意味していま…

ああ幸いだ!

マタイ5:1-4 2019年9月29日 苫小牧福音教会主日礼拝 1**,その群衆を見て、イエスは山に登られた。そして腰を下ろされると、みもとに弟子たちが来た。** 2**,そこでイエスは口を開き、彼らに教え始められた。** 3**,「心の貧しい者は幸いです。天の御国…

「ヨブが待ち望んだ方」            

ヨブ記9章32、33節。16章19-17章3節。19章25-27節 「悪者が世にはばかり、正しい者がどうして苦難に遭わねばならないのか。神が正義ならばどうしてこんなことが起こるのか。」これは多くの人が胸に抱く人生の謎です。ヨブ記はまさにその…

人生を溢れる泉に

ヨハネ4章3節から28節 2019年8月18日 苫小牧主日伝道礼拝 キリスト時代のパレスチナ 1.サマリヤを通って行かねばならなかった (1)ユダヤ人とサマリヤ人 おはようございます。台風一過です。今朝は、とくに入門者の方にわかりやすいお話をということで、…