水草牧師の説教庫

聖書からのメッセージの倉庫です

天地創造

5月7日はこどもの日礼拝で、創世記1章1節から2章3節の天地創造を学びました。

「はじめに神が天と地を創造した。」とあります。神様が天地を造られる前、何があったのでしょう。ときどき、暗闇があって、そこに光あれと神様がおっしゃったのだから、暗闇があったという人がいますが、よく考えるとちがいますね。暗闇も神様が造らなければなかったでしょうから。神様が天地を造られる前に存在したのは、父と子と聖霊の三位一体なる神様だけで、愛の交わりをもっていらしたのです。

 

神様は7日に分けて万物を創造なさいました。暗闇と大水と光が第一日、大気と上の水と下の水が第二日、陸地と植物が第三日に造られました。第四日には、太陽と月と星にカレンダーの役割が与えられ、第五日には海の生き物と鳥、第六日は陸の生き物で最後に人間が造られました。そして、第七日目は神様が安息なさって安息日

この創造の記事を見ると、神様が大変な知恵と力があるお方であることがわかります。また、神様の数々の作品を見ると、神様はすばらしい芸術家でいらっしゃることもわかりますね。

最後に人が神様のかたちである御子に似た者として造られました。だから私たち人間は有限ではあるけれども、知恵があり、創造力があり、美しいものに感動する心があるのです。

人間はなぜ最後に造られたのでしょう。それは、一つには、人間がほかの被造物なしには生きていけないものだからです。光がなくては人間は生きられませんし、空気と水がなくては生きていけませんし、陸地と植物がなくては人間は生きられませんし、太陽や月や星がなくて人間は生きられませんし、鳥やお魚がいなかったり、ほかの動物たちがいなければ人間は生きていけないのです。ですから、これらを造って用意してから、神様は人間をおつくりになりました。

 そういうわけですから、

1.神の似姿として被造物世界を治める役割を与えられた人間は、どんな被造物をも神として拝んではなりません。太陽や月や大木や大きな岩や山や動物や人間はみんな神様の作品なので、大事にすべきですが、拝んではいけません。

2.しかし、被造物世界なしには私たちは生きられないのですから、これらを治めるにあたっては、知恵とやさしい心をもって治めることが大事です。空気や水をたいせつにし、大地を汚さないように注意し、植物や動物といった神様の作品を絶滅させないように管理することが神様のみこころです。