水草牧師の説教庫

聖書からのメッセージの倉庫です

マルコ福音書

いのちと時

マルコ4章26-34節 2016年8月21日 「神の国」とは神の支配という意味だと先にお話ししました。神の国の究極的な完成は、次の世においてですが、今の世にあっても、神様のみこころが成っていく所にはすでに神の国は来ているのです。 「神の国」は、あなたの心…

量るように量られる

Mk4.24,25 「4:24 また彼らに言われた。「聞いていることによく注意しなさい。あなたがたは、人に量ってあげるその量りで、自分にも量り与えられ、さらにその上に増し加えられます。 4:25 持っている人は、さらに与えられ、持たない人は、持っているものまで…

世の光

マルコ4:21-23 2016年8月7日 苫小牧主日礼拝 4:21 また言われた。「あかりを持って来るのは、枡の下や寝台の下に置くためでしょうか。燭台の上に置くためではありませんか。 4:22 隠れているのは、必ず現れるためであり、おおい隠されているのは、明らかにさ…

神の国の奥義

マルコ4章1-20節 2016年7月31日 序 4章は1節から34節までは、神の国(天の御国)についての譬えが続いていきます。 「天の御国」というのは、「神の国」と同義語です。国と訳されることばは、バシレイアといいますが、バシレウスというのは王様のことです…

主イエスの家族

マルコ3章20-35節 2016年7月24日 苫小牧主日礼拝 3:20 イエスが家に戻られると、また大ぜいの人が集まって来たので、みなは食事する暇もなかった。 3:21 イエスの身内の者たちが聞いて、イエスを連れ戻しに出て来た。「気が狂ったのだ」と言う人たちがいた…

十二人十二色

マルコ3章7-19節 2016年7月17日 苫小牧主日朝拝 1 ガリラヤ宣教の概要 (1)人々が集る 7節から12節は、イエス様のガリラヤ宣教のありさまの概要です。イエス様の宣教が始まると、イスラエル全土ばかりか周辺の国々からも、続々と人が集ってきました。 3:…

ルールは何のために?

マルコ3:1-6 2016年7月10日 苫小牧主日朝 3:1 イエスはまた会堂に入られた。そこに片手のなえた人がいた。 3:2 彼らは、イエスが安息日にその人を直すかどうか、じっと見ていた。イエスを訴えるためであった。 3:3 イエスは手のなえたその人に「立って…

  「安息日の主」

MK2:23-28 2016年7月3日 苫小牧主日朝礼拝 2:23 ある安息日のこと、イエスは麦畑の中を通って行かれた。すると、弟子たちが道々穂を摘み始めた。 2:24 すると、パリサイ人たちがイエスに言った。「ご覧なさい。なぜ彼らは、安息日なのに、してはな…

福音的ライフスタイル

マルコ2:18-22 2016年6月26日 苫小牧福音教会主日 2:18 ヨハネの弟子たちとパリサイ人たちは断食をしていた。そして、イエスのもとに来て言った。「ヨハネの弟子たちやパリサイ人の弟子たちは断食するのに、あなたの弟子たちはなぜ断食しないのですか…

病人には医者が

マルコ2:13-17 2016年6月12日 苫小牧主日礼拝 2:13 イエスはまた湖のほとりに出て行かれた。すると群衆がみな、みもとにやって来たので、彼らに教えられた。 2:14 イエスは、道を通りながら、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをご覧になって…

あなたの罪は赦された

マルコ2:1-12 2016年5月29日 苫小牧福音教会朝礼拝 2:1 数日たって、イエスがカペナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。 2:2 それで多くの人が集まったため、戸口のところまですきまもないほどになった。この人たちに、イエスはみこ…

はらわた痛むほどに

マルコ1:40-45 2016年5月29日 苫小牧福音教会朝礼拝 1 ツァラアトに冒されるとは 主イエスがカペナウムから始まってガリラヤに伝道を始められたとき、ひとりのツァラアトに冒された人が、主のもとに近づいてきて言いました。 1:40 さて、ツァラアト…

第一の使命

マルコ1:29-39 2016年5月22日 苫小牧主日朝 1:29 イエスは会堂を出るとすぐに、ヤコブとヨハネを連れて、シモンとアンデレの家に入られた。 1:30 ところが、シモンのしゅうとめが熱病で床に着いていたので、人々はさっそく彼女のことをイエスに知らせた。 …

キリストの権威

マルコ1:21-28 2016年4月15日 苫小牧主日礼拝 1 安息日、カペナウムの会堂で 1:21 それから、一行はカペナウムに入った。そしてすぐに、イエスは安息日に会堂に入って教えられた。 主イエスのガリラヤでの宣教活動の中心はカペナウムでした。湖に臨むガリ…

人間をとる漁師

マルコ1章16-20節 2016年5月8日 苫小牧主日礼拝 1:16 ガリラヤ湖のほとりを通られると、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのをご覧になった。彼らは漁師であった。 1:17 イエスは彼らに言われた。「わたしについて来なさい。人間をとる漁師…

神の国の福音

マルコ1章14-20節 2016年4月24日 苫小牧主日礼拝 1:14 ヨハネが捕らえられて後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を宣べて言われた。 1:15 「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。」 イエス様は弟子たちに「あなたがたを人間をとる…

 第二のアダムとして――荒野の試み

マルコ1:12,13 2016年4月17日 苫小牧主日朝礼拝 「1:12 そしてすぐ、御霊はイエスを荒野に追いやられた。 1:13 イエスは四十日間荒野にいて、サタンの誘惑を受けられた。野の獣とともにおられたが、御使いたちがイエスに仕えていた。」マルコ1:12,13 1 第一…

  旧約から新約へ

マルコ1:1-8 2016年4月3日 苫小牧福音教会主日朝拝 1:1 神の子イエス・キリストの福音のはじめ。 1:2 預言者イザヤの書にこう書いてある。 「見よ。わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を整えさせよう。 1:3 荒野で叫ぶ者の声がする。 『主の…

キリストとともに葬られる

マルコ15:39-47 15:39 イエスの正面に立っていた百人隊長は、イエスがこのように息を引き取られたのを見て、「この方はまことに神の子であった」と言った。 15:40 また、遠くのほうから見ていた女たちもいた。その中にマグダラのマリヤと、小ヤコブとヨセ…

大胆に神のもとへ

マルコ15:34-38、詩篇22篇 15:33 さて、十二時になったとき、全地が暗くなって、午後三時まで続いた。 15:34 そして、三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれた。それは訳すと「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨て…

十字架を覆った暗闇

マルコ15:33-34 神殿の幕は破棄された(1) マルコ 15:33 さて、十二時になったとき、全地が暗くなって、午後三時まで続いた。 15:34 そして、三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれた。それは訳すと「わが神、わが神。…

主イエスの覚悟

マルコ15:22-32 15:22 そして、彼らはイエスをゴルゴタの場所(訳すと、「どくろ」の場所)へ連れて行った。 15:23 そして彼らは、没薬を混ぜたぶどう酒をイエスに与えようとしたが、イエスはお飲みにならなかった。 15:24 それから、彼らは、イエスを十字架…

十字架を負う恵み

マルコ15:16-21 15:16 兵士たちはイエスを、邸宅、すなわち総督官邸の中に連れて行き、全部隊を呼び集めた。 15:17 そしてイエスに紫の衣を着せ、いばらの冠を編んでかぶらせ、 15:18 それから、「ユダヤ人の王さま。ばんざい」と叫んであいさつをし始めた…

二つの法廷

Mk14:53-72 14:53 彼らがイエスを大祭司のところに連れて行くと、祭司長、長老、律法学者たちがみな、集まって来た。 14:54 ペテロは、遠くからイエスのあとをつけながら、大祭司の庭の中まで入って行った。そして、役人たちといっしょにすわって…

羊は散らされた

マルコ14:43-52 1 ユダの裏切り・・・悪魔の影 ゲツセマネのオリーブの林には、満月の光が煌々と満ちていました。主イエスは三時間にもわたる激しい祈りが終わり、苦き杯を飲めという父のみこころを確信なさり、眠っている弟子たちを起こしました。と、主…

ナルドの香油

Mk14:1-11 14:1 さて、過越の祭りと種なしパンの祝いが二日後に迫っていたので、祭司長、律法学者たちは、どうしたらイエスをだまして捕らえ、殺すことができるだろうか、とけんめいであった。 14:2 彼らは、「祭りの間はいけない。民衆の騒ぎが起…

いちじくの木  に学べ

マルコ13:28-37、ルカ21:24、ローマ11:25 13:28 いちじくの木から、たとえを学びなさい。枝が柔らかになって、葉が出て来ると、夏の近いことがわかります。 13:29 そのように、これらのことが起こるのを見たら、人の子が戸口まで近づいていると知…

前兆

Mk13:3-27 序 弟子たちがヘロデ大王の立てた神殿の巨石に目を奪われているのに対して、主イエスは「この大きな建物を見ているのですが。石が崩されずに、積まれたまま残ることは決してないよ。」と、おっしゃいました。弟子たちはギョッとします。…

神の目に価値あるささげ物

12:41 それから、イエスは献金箱に向かってすわり、人々が献金箱へ金を投げ入れる様子を見ておられた。多くの金持ちが大金を投げ入れていた。 12:42 そこへひとりの貧しいやもめが来て、レプタ銅貨を二つ投げ入れた。それは一コドラントに当たる。 12:43 す…

神の国から遠くない 人  

マルコ12:28-34 12:28 律法学者がひとり来て、その議論を聞いていたが、イエスがみごとに答えられたのを知って、イエスに尋ねた。「すべての命令の中で、どれが一番たいせつですか。」 12:29 イエスは答えられた。「一番たいせつなのはこれです。『…